「風のように生きる」を見つける
参加型コミュニティ

風の谷U2コミュニティのことについてお話したいと思います。

初めまして。

このブログは私たちが今考えていることを、気軽に気楽に発信していこうと考えて始めたものです。ラジオでも同じ内容のことを話していこうと考えてますので記事で読みたい方はこちら、ラジオで聴きたい方はそちらで楽しんでいってください。

今日は自分たちが今年から始めたコミュニティづくりのことについて話していこうと思います。


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2021年の9月、コロナ化の緊急事態宣言中にオープンしたU2KANAYAですが、今年は3年目を迎えて、時にのんびり、時に忙しくとそれなりに楽しく営業させていただいております。

もともと手探り手作りで始めたお店だったので、オープンしてからの2年間は新しいメニューを考えたり、焙煎を始めたり、内装や外観に手を加えたりとあれやこれやとやっていたらあっという間に過ぎてしまいました。

2年とちょっと経った頃の去年の11月3日に、二周年のイベントを20店舗以上の仲間たちと一緒に開催したところ、たくさんのお客様にご来場いただき、それはそれは盛大にお祝いしていただきました。

それなりには来てもらえるかなぁとおもっていた以上に多くのお客様が、自然の中で楽しい1日を過ごしている姿を見た時に、ずっと前から描いていたひとつの考えを思い出しました。それが地方での新しいカタチのコミュニティづくりです。

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新しいカタチのコミュニティ・・・とはどのようなものかを語る前に、ちょっとだけ自分の過去の経験を語らせていただきます。

自分はデザインの会社を経営していたことがあって、多いときには20名近くのスタッフを抱えていました。少人数で売り上げなどがいい時はそれなりに楽しかったのですが、人数が増えてくるとまたいろいろ問題もでてきたり、また売り上げが落ちこんだりすると社内の空気もどんよりしたりと、時間が経つほどに自分の思うようにならなくなっていきました。人と一緒に何かを成し遂げていくことの難しさを痛感したこと、今でも深く心に刻まれています。

もともと前向きな性格だったのですが、ただただ純粋に目標に向かってればきっとみんないつかはハッピーになるだろう・・・なんて少し前向き過ぎた考え方も今は少しあらためて、最近は基本的には夫婦で活動していたのですが、それでもみんなと一緒に楽しく歩いていきたいなぁとぼんやりと考えていました。ぼんやりと考えていたというのは、会社のように「目標となるDo」みたいなものはないけど、「居心地のいいBe」みたいな場所があるようなものはできないかなぁ・・・ということをなんとなーく思っていたわけです。

みんなでDoを目指すんじゃなくて、それぞれのDoをみんなで支え合えるようなBeの居場所・・・それが自分が描く「新しいカタチのコミュニティ」です。


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「新しいカタチのコミュニティ」とか言ってますが、実はこのようなカタチは昔からあって、たとえば商店街とか商工会とか、村などの地域コミュニティも、もともとはそういった想いでスタートしているんだろうなぁとは考えてます。

ただ、そういったコミュニティが上手く機能していたかというと、それは現状を見れば一目瞭然で、ほとんどが淘汰されていっているといってもいいのではないでしょうか。となるとこのカタチのコミュニティはそもそも上手くいかないという結果になりますが、自分の中ではそうも思わないなぁと考えてます。

どうしてそう思わないかというと、それは必要だったから出来たわけで、使い方が良くなかったり、または時代に合わなかったりと、そもそも使ってる側の問題だったのではないかと考えているからです。

お金を得ることを中心で考えると、目標がある方が断然有利だし、株式会社か地域共同体のどちらかだったら、もちろん会社の方が強いに決まってます。だからコミュニティというものが会社に取り込まれていったというのがこれまでの営みだったと思ってます。

お金を得ることを中心で考えることで幸せな社会が形成されていくなら、それがベストだと思うんだけど、昨今の格差社会を見たり自分の会社経営の時の経験を振り返ったりすると、どうにもこうにも自分的には納得いかないなぁと考えるわけで・・・。

では、お金が中心ではない世の中がくるの?あなたはそう思ってるの?と言われれば、単純にそうとは言い切れまないのが現状です。

ただ、時代は進んでいます。人類も成長しています。あの時には出来なかったことがもしかしたら今だったら出来るのかも知れません。いや、それは頭のいい人たちがやっていくことで一般の僕たち私たちには関係ないから・・・と思う人もたくさんいると思いますが、僕はそう考えてなくて、時代はゆっくりと縦の社会から横の社会になりつつあって、あなたとあなたの隣の人がそう思ったら、ゆっくりとゆるやかに変わっていく社会に、自分はそう変化していってるんじゃないかと感じています。

なので、お金はまだまだ力を持っていくだろうし、権力のある人たちや国はこれからも残っていくとは思うんだけど、そういった力は徐々に徐々に力を弱め薄まっていくのではないかとも考えています。どれくらいかと言われれば、10年後かも知れないし100年かかっても変わらないかも知れないし・・・ただ、そう思う人たちが増えたらきっと早くまた違う社会が現れてくると考えています。

自分はお金に変わりうる「何か」があるような気がしているし、会社にかわる「新しいコミュニティ」みたいなものもあっていいのかなぁと感じ始めています。

だから、これからやろうとしている自分たちのコミュニティづくりは、そんな壮大な夢をかかげた、ちっちゃなちっちゃな実験の場だと思っていただけたら幸いです。


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さて、少し大きなお話をしてしまいましたが、これから自分たちが行おうとしているコミュニティづくりは、特段珍しいことはするわけでもなく、イベントを開催したり、教室をひらいたり、そういったところに参加してくれる人をつのったりと、いたって他のコミュニティづくりとやることは変わらないと思います。

そしてそこに集まってきた人たちと、さらにいろんなことに挑戦できたらと考えている、よくあるコミュニティのカタチと同じだと思ってもらってかまいません。

どこか違うところがあるとしたら、それはこのコミュニティのファウンダーを自分がやってるということ、ただそれだけです。

そのファウンダーである自分が、新しいカタチのコミュニティにはプログラム的な「スマートコントラクト」が必要かな?とか、通貨に変わり得るような存在の「トークン」が使えるんじゃないかな?などといった、たぶん他の地方のコミュニティとはちょっと違うアプローチをしているといったところを面白がってもらえたらと思います。。。

まー、このあたりのことについてはいずれ詳しくお話しするとして、参加する人たちは他のコミュニティとおんなじように、まずは楽しんでもらって、そこが自分の居場所だと思ってもらいながら、多くの仲間たちと一緒に過ごしてもらえたらと思ってます。

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今日は、どうしてコミュニティを始めようと思ったかについてお話しさせていただきました。

このコミュニティの名前を『風の谷U2』という名前にしていることについては、次回詳しく説明したいと思います。

これからこのコミュニティで多くの素敵な人たちと楽しい夢を語り合えることを楽しみにしています。


このブログを読んでくださってありがとうございます。今日のお話が何かしらの参考となっていただけたら嬉しいと思います。

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はじめまして、ユノートルです。 - 風の谷U2ラジオ | stand.fm はじめまして、ユノートルです。 静岡県の島田市の山あいでカフェやってます。 今年からコミュニティづくりをゆっくりと始めてます。 物語のように生きている、そんな自分...
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