こんにちは。ユノートルです。
いつも風の谷U2ラジオを聞いていただきありがとうございます。ブログの方もありがとうございます。
今回のテーマは前回からの続きです。前回は地域コミュニティプロジェクトについて、3つのことを意識しましたよーという話でしたが、2つのことまで説明させていただきました。今回は3つめの循環社会についてのお話です。ゆっくり聴いてもらえたら嬉しいです。
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前回からの続きで振り返りですが、地域コミュニティをつくるにあたって自分が意識していることが3つありますよーというお話をしていて、それはどんなものかと言うと
①始めるのに大きなお金をつかわない
②自然の景観が美しく、ほどほどに便のいい場所である
③持続性のある循環社会を目標とする
というお話だったのですが、今日はその3つ目の持続性のある循環社会について、自分が考えていることをお話したいと思います。
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現在社会のベースになっている資本主義は、ある意味とてもいいシステムだと思っています。多くの人にとってチャンスは平等に配られているのではと思います。
一方で、その便利なお金というツールによって、「お金」さえあれば何でもできる世の中だと信じられ、その「経済的自由」を実現するために、人々は資本主義経済の厳しいルールの下で「勝ち続けること」を強いられるようになったとも思えます。アダム・スミスは、そもそも、そうやって人々が「騙される」ことで社会のルールを守り、同時に経済を発展させる仕組みを提案したのですから。
でもその魔法もそろそろ溶け始め、人間の成長にも限界が訪れ「勝ち続けること」はもはや難しくなりました。そこで登場してきたのが、AIです。
彼らは人間のような限界をもちませんので、多くの企業は彼らを使い始めるし、「お金」も稼いでいってくれるでしょう。人間の限界を超えた成長をまだまだするでしょうし、私たちはAIによって稼がれた「お金」を再分配されて生活していくようなスタイルになるのかも知れません。コンパクトシティ構想やベーシックインカムとかもその延長線のお話なのでしょうね。
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ただねー、それはちょっと面白くないんだよなーって。美しくもないんだよなー。
僕たちが楽しく暮らしていくための方程式の解き方としては、なんか消去法みたいな感じがして、もっと美しい解き方があるような気がするんです。
生きているって実感がやっぱり欲しいし、何かのシステムの上で踊らされているのであれば、もうちょっと楽しく踊りたいなぁと感じてます。
私たちが住んでいるローカルの田舎のような場所は、自然豊かで自由に生きているかというと、まーそういった一面はあるにはあるのですが、やっぱり資本主義社会の下の方で与えられた仕組みの中で活動している、いわゆる下請けの社会が色濃く反映されてるといった方が正解に近いと思っています。
自分はAIやお金の下で与えられたそれなりに幸せっぽい世界よりも、本当に生きているっていう美しい世界を知りたいっていう想いがすごくあります。その世界がなかなか手に入らないとも思ってないし、むしろすぐそばにあるんじゃないかとも思ってます。それが循環社会、エコシステムといったものになります。
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自分たちが運営しているカフェはお庭も広く、店内にも観葉植物を多く飾っていて、まるで森の中に暮らしているような気持ちになります。
植物を育てたり管理したりしていると、自然の生態系から多くのことを学べます。
自然界において同じ領域にいる生物や植物が互いに関わり合い、依存しながら生きている様子をエコシステムと呼んだりしますが、びっくりするくらい上手くできていて、神の存在すら感じます。
もしかしたら、私たち人間もお互いの関わり合いをもう少し大事に、そして寄り添うような生き方を取り戻した方がいいのかなぁと思うことがよくあります。
成長を目指すことで、相手よりも早く、相手よりも強く、時に相手を蹴落とすこともいとわず、そんな風に無理して生きていった先に幸せはあるのかな?それよりも、相手のことを信じ、寄り添って、無理することなくゆっくりと進んでいく時間も大事なんじゃないかと。
「お金」も便利なツールだし、「成長していくこと」も人間にとってとても大事だと思います。ただ、これ以上無理してでも成長やお金を稼がなくてもいいのかなぁと、時に歩みをゆるめる時間もあっていいだろうし、お互いに支え合えることももっと多くしていってもいいと思ってます。それが自分が目指したい成長と循環が共存している新しい資本主義です。
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自分が考える未来の地域コミュニティづくりにおいて、大事にしている3つのことの、ひとつめのあまり大きなお金をうごかさないや、2つめの自然豊かでほどよい便のいい場所といったことはある程度実践できることなのですが、3つめの循環社会を目指すことについては、まだまだ答えのようなものがあるわけではありません。あくまでも理想のようなもので、カルチャーとして持っていた方がいいだろうなぁと考えていることです。
でも、自分は本気でこの新しい形の社会を目指しているし、いろんなところで学び、実証実験として自分たちの場を使って、何がいいだろうかを探しています。
このラジオでもそういった活動をプロセスエコノミーとして発信していけたらと思っています。
以前からお話ししている「風の谷プロジェクト」の中にテクノロジーは使い倒せといった項目もあって、今回お話したAIなんかも、私たちの暮らしを圧迫するものではなくきっと支えてくれるものだと思ってます。とくにローカルで人も少ない僕らの住んでいるような場所こそ彼らとともに支えあっていかなければならないとも考えています。いろんな可能性をみつつ、実現可能な循環社会を見つけていけたらなぁと思っています。
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今日は、資本主義の未来、循環社会の可能性について、自分なりに考えていることを話させていただきました。
次回では自分が今いろんなことを学ばせてもらっている他のコミュニティについてお話したいなぁと思います。このブログやラジオが少しでもお役に立てれば幸いです。。
あなたにとっての、もうひとつの居場所に。
ユノートルでした。